松江市立病院研修医 尾﨑晃太郎

 こんにちは。7月の一カ月間、松江市立病院から研修に来させていただいた研修医の尾﨑晃太郎です。短い間でしたが、皆さんお世話になりました。

 私は出雲市出身で、大学が鳥取大学なので、人生のほとんどを山陰で過ごしてきましたが、飯南に来たのは(私の記憶では)初めてでした(両親によると、小さい頃にステーキを食べに来たことがあるそうです笑)。同じ山陰といえど「こうまで雰囲気が違うものか」と驚かされる毎日でした。患者さん、医療スタッフ、どんな方と接しても、皆さんの笑顔や温かさが絶えないのです。そこに住んでいる人たちの雰囲気というのは一言で表せるものではないとは思いますが、少なくとも自分は「とてもいいところだな」と感じました。

 また、学ぶところも多くありました。飯南病院の立派な先生方からはもちろん、患者さんから多くのことを学ばせていただけたと思っています。大きな病院と違って、「はじめまして」から「退院」、「その後の外来」まで経験させていただける機会は、研修医には滅多にありません。先生方の手厚いサポートのおかげです。何回も患者さんのベッドの横に行ってはたくさんのお話を伺い、松江の病院では気付けなかったことにも気付けたのではないかと思います。そんな中で、皆さんの笑顔が見られた時には、言葉にできない喜びも味わわせていただきました。

 私は来年度以降、外科医として山陰で働こうと考えています。もちろん健康が一番ですが、もしかするとどこかの病院でお会いすることがあるかもしれません。その時も変わらず、患者さんのことを第一に考えて働く医師でありたいと考えています。

 この飯南で多くを学べ、皆さんには感謝しかありません。熱中症や新型コロナウイルスが猛威を振るう夏ですが、どうか健康にお過ごしください。ありがとうございました。