栄養室

　病院の食事は治療の一環です。同時に患者様の楽しみの一つでもありますので、嚥下困難（飲み込むことが困難）の方にもできるだけ口から食べてもらうことができるような食事作りに努めています。嚥下困難の患者様には退院時家族へ嚥下食の調理法の指導をしています。また高齢で食事が十分とれない等食事でお困りの方の相談もしています。

　そして、低栄養や褥瘡のある方など、患者様一人ひとりの状態に適した細かい栄養管理を、NST活動（栄養サポートチーム）を通じて栄養、食事の面でサポートしています。入院中の毎日の食事がおいしく、食べやすく、安心して食べていただける、からだにも心にもやさしい食事を心がけています。

　また、糖尿病教室を年3回開催しています。糖尿病の食事療法は治療の基本でもあり、他の治療の効果を助け、生活習慣病を予防するための健康食としても効果的です。患者様に糖尿病を理解していただき、様々な合併症を起こすことなく元気に生活していけるよう支援しています。開催時には栄養相談をしており、調理実習を年1回実施しています。