医員 吉村美咲

 だんだん暖かくなり、スギ花粉が飛ぶ時期になりました。皆さんは花粉症に悩まされていませんか?私も症状が出始め、薬を飲み始めています。

 日本は、スギ林の面積が大きいと言われています。5人に1人がスギ花粉症というデータがあり、花粉症の約7割がスギ花粉症と言われています。近年では花粉症発症年齢が低くなってきたとも言われています。
 スギ以外にも、春にはヒノキ、初夏にはカモガヤなどのイネ科、真夏から秋口にはブタクサやヨモギなどのキク科による花粉症があります。症状は、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどがあります。

 外出時にはマスクや眼鏡をして、原因となる花粉を少しでも体の中に入れないように心がけましょう。ダテメガネも有効です。外出時の服装にも注意が必要で、けばけばした花粉のつきやすいコートを着るのは避けましょう。また、外から帰ってきたらすぐに顔を洗い、うがいをすることをおすすめします。粘膜を傷つけるタバコは避けてください。規則正しい生活やバランスのとれた食事も必要です。

 治療薬は、飲み薬や点眼薬、点鼻薬があります。花粉症の症状を我慢せずに病院受診されることもおすすめします。飯南病院でもアレルギー検査ができますのでご相談ください。
 花粉症の人にはつらい時期ですが、対策をとりながら一緒に乗り切りましょう。